この本は必ず二度読みたくなる!
たまにあるキャッチフレーズ。
最近だと、イニシエーションラブ、とか、そんなフレコミでしたね。僕も読みましたが。
まあ、これはわかるんですよ。たとえば、推理小説なんてものは、犯人がわかってから、読み直すと、また違う味わいになりますからね。そりゃ、そうなんですよ。
で、何が言いたいのかというと。
“その本は、必ず三度読みたくなる!”が成立するような作品を、果たして完成させることは、可能なのかどうか、ということをふと疑問に思ったんですよ。
もちろん、三回も四回も読む作品はそりゃあるでしょう。
読むときによって、毎回感じることが違うんですぅ、みたいな作品もあるでしょう。
しかし、ここで言う、“この本は必ず三度読みたくなる”が、そういうことを指してはいないのは、賢明なる読者様はわかってると思います。
永久機関のように、絶対に不可能なことならば、僕としては、それを証明したいと、僕の中に流れる少しの数学者の血が騒ぎます。
数学者ちゃうけど(笑)。
高名なる推理作家のみなさん。これを読んでるわけないやろうけど。
できないならば、できないことの証明。
できるならば、そういう作品を書いてもらいたい。
あるいは、こういうテーマをモチーフにした作品でも、嬉しいです。
まあ、三度読みたくなる!を成立させる前に、こちらで定義をしっかりかためてないのは、無責任かもですがね。
うーん。定義からして、結構難しいと思うんですけどね。
これを読んでる皆さんの親戚に、推理作家さんはいませんか?