【オオトリーヌ詩集♯040】
「詠み人知らず」
高校のときに先生にもらったコピー
忘れられないコピー
先生お元気ですか
ぼくは正しく生きていますか?
(以下引用)
ばかやろう おまえらなんか だいきらいだ
自分だけさしさわりなく
暮らしさえすればいいと思っている
おまえ、おまえ、おまえ
「今の世の中そうなんだからしようがない」
なんて言って 結局は逃げ腰のおまえら
長いモノには巻かれろのおまえ
力のあるやつの前ではかわいこぶり
ちょっと弱そうなのがやってくると
虚勢をはるおまえ
自分がされたらこまることを
ひとにするおまえ
おまえらは ときには教師であったり
ときには生徒であったりする
あたりまえすぎて
ちょっとてれくさいようなことを
おれは言わなきゃならない
人間はだれでも
しあわせに生きたいと思っている
愛されたいと思っているし
愛したいと思っている
だれもがだ
もしそれを何かがじゃましているなら
それはどこかがまちがっているからだ
ほんとうのおれたちのしあわせは
まちがいを力を合わせて正すことでしか
つかめないんだ
うそじゃないぞ
お前が何とかしなきゃ
世界は住みにくくなるばかりだ