“いきり立った”という表現はちんこにしか使わない。
いきり立ったちんこ。そういう言い方以外聞いたことありませんよね?
“いきり立った”がお店だとしたら、ちんこしか客が来ない店なのである。
ところで、“いきり立った”の店長さんは、それで満足してるのだろうか。
今回、私、ハクション中西は、“いきり立った”の店長さんに取材することに成功しました。
“いきり立った”の店長さん、以切(いきり)義雄(56)さんです。
「いいお店ですねえ」
「どうも、ハクション中西さん」
「ところで、お客さんが、ちんこばかりなようですが、これは“いきり立った”の店の方針が成功したと考えてよろしいのでしょうか?」
「いやあ、わたしも本当はね、ちんこ以外のお客さんにも来てほしいんですよ。だって、やっぱりさ、ちんこばっかりだと、他のお客さんが、なんというか、入りづらい雰囲気になっちゃってるからね」
「なるほど、“いきり立った”のお店の前には、確かにちんこが何人かヤンキー座りでタバコ吸ってますしね」
「うーん、他のお客さんを連れてきてほしいなあというところはありますね。どうですか?ハクション中西さん、お客さん連れてきてくれたら、ある程度のマージン渡しますよ?」
「いやいや、そんなそんな。結構ですよ。ただ、わたしは困ってる人を見たらほうっておけないタイプなので、お金は結構ですけど、ちょっと、このお店“いきり立った”のために、ちょっとちんこ以外のお客さんを連れてきますよ」
「優しいですねぇ、ハクション中西さんは」
「いえいえ」
というわけで、わたしはこのお店“いきり立った”を救うために、立ち上がった、いや、いきり立ったのだ!
改訂前
わたしは立ち上がったのだ
改定後
わたしはいきり立ったのだ。
ちんこ以外の初めての客。
“ハクション中西”
まずは、わたしがこのお店を好きにならなくちゃね( ◠‿◠ )
続く。