
【樺色 / かばいろ 】
若い頃、汚い色を使ったら師匠によく「カバ色だ」と怒られたものです。
色の名前も知らなかったし、今の様にネットで調べられないからずっと悩みました。
これとチョコレート色、ヤマブキ色(サップグリーン)、コーラル色も汚いから使わない様に言われましたね。
上のリンク先で観られるような単色ベタでは綺麗なのですが、絵具で濁った色と混ぜると薄汚く感じる色になります。
解り易く言うと糞色や腐敗した色、不特定多数の人が不快に感じる色ですね。
綺麗な絵を描く先輩の分析では「どっちつかずの色は人を不愉快にさせる要素が高い」と言う事でした。
これは中間色と言うのとは違います。
綺麗に見える中間色は、光を分解して虹の法則で色を並べているから汚く見えないんですね。
でも、理屈で聞いても色は色覚(感覚)、色感ですから直ぐには判らず、綺麗だと思う絵をどんどん見て汚いと言われる絵と見比べて行く事で段々と違いが判るようになり、パッと見ただけで汚いと判別できる様になっていきました。
それもこれも美しい絵を描く先人達が居たからこそ色感を磨く事が出来た訳で、自分一人では一生判らないままだったと思います。
しかし判ってきたと言っても、これを絵具の混ぜ方でどうやったら綺麗に出せるかはまた別の話で、年月がかかります。
いや、正直な話、今も目が疲れてきて白熱光(Zライト)の下でずっと色を観てると、後で蛍光灯の下で観時、濁った色になってて試しにスキャンしてみると更に汚くスキャンされてガッカリして、Photoshop上で色や明暗補正で理想とする色合いに直す事もしばしば、、、客観的に観られてるだけましかなと思いつつ。
ですから天才と呼ばれる方々の偉大さがどんどん感じられる様になっていくんですね。
優れた絵以上を目標にして、描き続ける事でようやく近い物になれる感じです。
でも、足掻くのも目標がある訳ですから落ち込みより生き甲斐になります。
眼だけが肥えてると言うと「傲慢だ」と思われがちですが、自分の物差しが出来て謙虚にはなれるので、謙遜とかしなくても自分の駄目な所が解って須直に「私は下手です」「私はここは不得意です」と言えるんですね。
こういう事を蓄積しつつも、新しい事に応用して色んな人達を感動させる絵が描ければ幸せですね。









