フットボールアワーと同期のお笑い芸人兼フリーライター、カネミノブです。妻は地下アイドルの星歌未来です。(Twitter・・・@39mikuseika)
先日、ロフトプラスワンウエストの「テレフォンセックス選手権」なるものに参加してきましたが、発達障害で人から注意や命令をされるとパニックの症状が出てしまうため、Sっ気の多い女性とは試合が成立しない事に気付きました。自殺します。
アイドルに興味の無い層にはリグマロールでしかない、妻の日々の活動状況をマンマンデーなペースで綴っております。
第4回目は2018/3/10(土)の星歌未来活動レポートです。
◆3月10日(土曜日)◆
いきなり余談ですが、僕の運営している事務所(ココロノメディア)に新人が入ってきました。
モデルのりかさん(李佳倩)です。中国のミスコンで入賞歴があるとの事で、即戦力は即戦力なのですが、肝心の僕にモデル業界とのコネがありません。自殺します(2回目)。ただ本人は何でもやりたいそうですので、ぜひオファーしてやって下さい。蘇州夜曲とか歌えたら雰囲気的にピッタリなんでしょうけど。
閑話休題。3/10(土)は、東大阪吉田にあるイトーヨーカドーの無料ライブに星歌未来が出演してきました。
人気アイドルグループ、AnimalBeastさんの運営が定期的に関西各所の商業施設で主催するフリーライブで、星歌未来は2月のりんくうパピリオ・先週の堺クロスモールに続いて3回目。正直、最初のりんくうパピリオに出演する直前までは「商業施設って不特定多数の人間が途切れる事なく往来するから、星歌未来の存在をより多くの人に知ってもらう絶好のチャンスや!これでCDはバカ売れ、一気にブレイクやな!」などと安易に考えていたのだが、現実はかなり厳しく、星歌未来が歌っている時にわざわざ立ち止まって見てくれるお客様は皆無。特に淡々としたバラード曲中心にセトリ(セットリスト。曲順表のこと)を組んでいる星歌未来は、その場を足早に通り過ぎるだけの買い物客を吸い寄せるにはいかんせんインパクト不足が否めない。見た目に分かりやすい派手で可愛いアイドル的パフォーマンスで攻めているグループや、圧倒的な表現力でオーディエンスを釘付けにする弾き語りシンガーとは違い、カラオケ音源で棒立ち歌唱に徹している星歌未来はどうしても商業施設のライブスペースという広い場所では存在が霞んでしまう。ただ、彼女のホンワカした人間性や佇まいがどこかのタイミングで世間にハマれば、それこそファミリー層などを取り込めるだけのポテンシャルは持っていると個人的には期待している。作曲能力自体は優れてるし、リリックのセンスもかなりいいものを持ってるので、こんな底辺フリーライター芸人と離婚すれば売れるのかも知れない(笑)。
1部のトッパーはAnimalBeastさん(@_AnimalBeast_)。メンバー中最も高身長でダンスの動きに迫力のあるあいなさん(@ABeast_AINA)がなんと左足負傷のため椅子に座ってのパフォーマンスという異例の事態。しかし登場時には松葉杖を使わず自身の下手側ポジションまで片足ケンケンで辿り着く根性を見せてくれた。1曲目が終わり、MCタイムでは子供にプレゼントするためのバルーンアートを製作。どうやら商業施設でイベントをする時は恒例の企画らしい。今回はあんじゅさん(@ABeast_ANJU)が担当。しかし会場近くに子供が見当たらなかったので一旦物販スペースに置く事に。ゆったりとした土曜日の東大阪住宅街、午前中はまだまだ家族連れの買い物客もまばらな印象。この場所でのイベントは初めてというAnimalBeastさんの運営も序盤は手探り状態という感じだった。
2曲目。1曲目よりアップテンポのナンバーだが、左足負傷で着席パフォーマンスのあいなさん(@ABeast_AINA)もしっかりと腕の振りを入れて軽快なサウンドとの調和を図る。えりかさん(@ABeast_ERIKA)は仲間の怪我をカバーしようという気合いの乗った弾力のあるステップを見せる。
3曲目! やはりえりかさん(@ABeast_ERIKA)とあんじゅさん(@ABeast_ANJU)の2人はいつにも増してサイドへの踏み込みの強いモーションを決める。仲間の怪我によるパフォーマンスの低下は微塵も見受けられない。メンバーが万全のコンディションではない時にどうやってカバーするか。演者同士をモジュールとして摺り合わせ個々の思惑をアジャストして作品を仕上げていくグループアイドルならではの機能性が問われる局面だったが、難なく乗り切った。
2番手、星歌未来。今週は木曜日に堀江Goldeeでのライブをこなし、更に土日は両日ともライブ。週末の過密スケジュールに備えて兵庫県の実家で体力を温存していた彼女。新卒で就職できたというだけで気軽に有休が取れる恵まれた環境! 若年層のフリーターはこの社会格差に対してもっと怒っていいと思う(笑)。
物販を片付けて、5番手の京都flavorさん(@kyoto_flavor)から再び観覧。143㎝の造形美、咲野りりさん(@flavor_riri)さんを先頭に、村岸ゆきさん(@flavor_yuki)、天使りささん(@flavor_risa)の順でステージへ。1曲目。テクノ感のある2ビートが身体の芯から筋肉を突き動かす。2曲目は全国展開するFlavorグループの共有曲「コイマチ」。 天使りささん(@flavor_risa)をセンターに引き続き身体のモーターを全開に回していく燃焼度の高いダンスワークを展開。下手側の村岸ゆきさん(@flavor_yuki)の厚みのあるヴォーカルがユニゾンの下地を築く。
3曲目。ここでは咲野りりさん(@flavor_riri)によるウェイトの乗った滑らかに響き渡るハイトーンボイスで歌い出しを決める。下手側にスライドした天使りささん(@flavor_risa)、ボーイッシュな身のこなしでフォーメーションの輪郭を際立たせる。四条大橋の朧月夜に照らされた、三位一体の軽妙洒脱なパフォーマンス。
6番手、池本真緒さん(@hapihapimaomao)。個人的にはかなり久しぶりに彼女を生で拝見する。1曲目。このマッタリした土曜日のイトーヨーカドーでも疾走感溢れるロックサウンドの節目をヒールで冷淡に踏み潰していくように激しいツーステップを決める。いかなる環境でもブレないパフォーマンススタイルはアイドルでありながらもパンク魂の権化である。
畳み掛けるように2曲目から3曲目。3曲目は4つ打ちのポップネスかつ硬派な正統性を感じる王道のアイドルロック。やはり膝下の俊敏なモーションでサウンドに内包されたスピード感覚を的確に表現していく足捌きのセンスは群を抜いている。しなやかさな動線とパワフルなヴォーカルが見事に共存。
7番手、星影エトセトラさん(@hoshikage_etc)。横山凛音さん(@hoshieto__rinon)と広瀬裕子さん(@hoshieto_yuko)の2人編成。軸の安定した正確で戻りの早いターンとシンクロ率の高いモーションは相変わらず健在。対角線フォーメーションの美しさにも更に研きがかかっている。実はこの原稿を書いている時点で、関東の深夜番組のエンディングに彼女達のオリジナル曲が流れる事が決定している。楽曲のクオリティと、生でダンスワークを観た時の楽しさを両立させているグループは本当に貴重なので、その番組がきっかけで星影エトセトラの存在を知った人がいたとしたらぜひとも現場を観に行ってあげて欲しいと思う。
星歌未来、2回目のステージ。今だから話すが、お昼休み中、イトーヨーカドーの従業員食堂で活動の方針に関して大喧嘩になり、2人とも泣きながらうどんを注文(笑)。特に今年の3月あたりはお金が無いからまともなマネージメントも営業もできず、売れないからお金も入ってこないという負のスパイラルに縛られて胃を痛めながら毎週毎週土日ライブを入れるのが精神的にキツい時期ではあった(汗)。ただ、そこでギブアップするようならブレイクへの道は完全に閉ざされると思ったので、ひたすら星歌未来をなだめてケツを叩いてステージに上げていた。最近では彼女も気合十分で活動しているので、この苦しい時期にお互いが気の済むまで衝突しあった甲斐があったのかなと。
ちなみに、イトーヨーカドーの2階から観るとこんな風景。
ライブ無事終了。頑張ったご褒美に、イトーヨーカドーのフードコートで山盛りポテトをおごる。
いやー、もう、どうにかして、夫婦のどちらかでもいいんで、芸事で最低限の収入が得られるようにしないと、話になりません。
僕がこのアワーズ学級新聞にコラムを掲載するのも4回目ですが、一向に執筆依頼のオファーが来ません。冗談抜きでお願いします。どんな小さな媒体でも、なんでも書きます。第一希望は地下アイドルの見せパンが食い込んでる時の尻肉のエロさに関する評論がしたいですが、この際贅沢は言ってられません。本当に、本当にお願いします。
需要は無いが次回に続く
カネミノブ(Twitter・・・@hamusaradasan)
星歌未来(Twitter・・・@39mikuseika)
所属事務所:ココロノメディア(Twitter・・・@kokoronomedia)
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