1963年発表された「プリーズ・プリーズ・ミー」全英2位のヒット曲。
発表から14年後、テレビCMから流れてきた曲で日本に住んでいる中坊を音楽に目覚めさせた。
当時のティーンエイジャ―はもっと衝撃を受けたことだろう。
それまでは職業作曲家・作詞家先生達が、曲を書き歌手はそれを歌うだけ。
素人が作詞・作曲し、演奏して歌うという、今となっては特別不思議ではないことをやった。
ロックンロール・リズム&ブルースをルーツにしているが、泥臭さを感じさせないメロディー
洗練されたコーラスワーク、ビートの効いたリズム。
「ビートルズは演奏力が高くない。」とよく聞く話だが決してそんなことはない。
デビューまでにライブでよく鍛えられている。
(今のように機材も充実していないのでほぼライブ録音に近い。)
「フローム・トゥー・ユー」、「シー・ラブズ・ユー」と約三か月おきにシングル曲発表。
1stアルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」(オリジナル曲:14曲中8曲)
2stアルバム「ウィズ・ザ・ビートルズ」(オリジナル曲:14曲中8曲)も発表。
しかもイギリス・ヨーロッパ演奏旅行も行いながら。
デビューから約1年の間での出来事だ。
そして1963年11月に「抱きしめたい」発表。
1964年1月パリ公演中に「抱きしめたい」が全米で1位を獲得。
これを機会にビートルズはアメリカに乗り込む。
下の画像は1963年11月ロイヤル・バラエティ・ショに出演時
ジョン・レノンが「安い席にいる方々は、この曲が終わったら拍手を。
その他の方々は、宝石をジャラジャラ鳴らしてください。」と言って
「ツイスト&シャウト」を歌いだす有名な映像。
ジョン・レノンはこのジョークをすごく気に入っていたらしい。