新日本プロレスのトップグループとしてそれなりの人気を誇っていた後藤洋央紀選手ですが、近頃は登場するだけでブーイングの対象になっています。いつの間にか、伸び悩んでいるスランプの選手と思われ始めているのですね。ファイトが精彩を欠いているわけではないのです。無気力な試合をしているわけでもないのです。でも、何かが足りないのだと、ファンは感じているのです。これは厄介ですよね。具体的に何が足りないのかわかった方が軌道修正しやすいのに、そこが本人にもファンにもわからない。だから、悩んでしまい結果としてスランプに陥ってしまう……そんな悪循環にはまってしまった感じがしますね。このままだと、新日本プロレスのトップグループから陥落し、中堅としての立場に甘んじないといけないのかもしれません。気がつくと、小島選手や天山選手と第三試合を戦っていることにもなりかねません(もちろん、それが悪いわけではないのですが)。遅ればせながら危機感を抱いた後藤選手は、この前のオカダカズチカとのIWGP戦にイメージを一新して現れました。まるで新崎人生のような白装束と白塗り。上半身に書き込まれた文字。自分自身の退路を絶ってこの試合に臨んだ覚悟は感じられました。だけど、やはり中途半端なのです。このオカダとの試合を見て、後藤選手の問題点がかなりハッキリしてきました。いききらないのですね。ちゃらんぽらんの大西くんではないのですが、「ちゅーとはんぱやな」なわけです。そう、後藤選手は人気もコスチュームもムーブもファイトも振り切れてないのです。もちろん、これは僕個人の意見ですよ。今のままの後藤選手で充分と思っている人もいるかもですが。僕的に言わせてもらえれば、このまま中途半端な試合を続けているとじり貧になる可能性があります。オカダ選手の呼び掛けに応えて彼の軍門に下るのもひとつの方法なのかもしれません。でも、それだけはやめてもらいたいのです。僕は、後藤選手のイメージを大きく変えるアイデアを持っています。それをコラムというカタチで提案してみました。水道橋博士の「メルマ旬報」に載っけていただきました。興味ある方は、「メルマ旬報」を購読し読んでみてください。