ティム・バートンが、今に繋がるかっこいいバットスーツのバットマンをスクリーンに登場させてから四半世紀がたちました。そして、クリストファー・ノーランがよりリアルなかっこよさをバットマンに付与し、映画史上に残る名作「ダークナイト」を産み出しました。それもあってバットマンは、アメリカンヒーローの人気ナンバーワンの位置を不動のものにしているのです。ヒーローのリアルさに拘るノーランが、次にターゲットにしたのがスーパーマンでした。ノーラン自らは製作に回り、自分と同じ思いでリアルかっこよさを探求してくれるだろうザック・スナイダーに監督を託したのでした。「マンオブスティール」として復活したスーパーマンは世界的に大ヒットしました。当然、スーパーマンの第2弾の製作が決まりました。で、僕が驚いたのは、なんとスーパーマンの第2弾にバットマンが登場するというのです。ノーランのバットマン三部作で完結したと思っていたバットマンがスーパーマンと対決するカタチでスクリーンに帰って来るというのです。これはバットマン好きの僕からしたら、たまらないくらいの朗報なのです。僕がヒーロー映画に期待しているのは、ズバリ、ヒーローのかっこよさなわけです。もちろん、お話しも構成も演出も大事ですよ。でも、いくら作品として優秀でもヒーローがかっこよくないと魅力半減なのです。そんな目で数多あるアメリカンヒーロー映画を見てみましょう。文句なくヒーローがかっこよかった作品、ありましたか?そう、ないですよね。あのコスチューム、マジでかっこよかったと言える作品などなかったでしょう。唯一、バットマンだけが心底かっこいいと思えたコスチュームなのでした。ただ、ノーラン監督はひたすらかっこいいヒーローを描く趣味はなく、ことバットマンのアクション、特に肉弾戦のかっこよさはなかったのでした。さあ、そこでスナイダーですよ。彼の演出家としての腕はともかくとして、肉弾戦のスタイリッシュさ、かっこよさは群を抜いてるのです。そんな彼がバットマンを描く!おそらく、そのかっこよさは我々の想像を遥かに超えていることでしょう。それだけは間違いない!バットマンのかっこいい肉弾戦を見るためにたけ、今月の25日にエキスポに出掛けます!